LIFE IN SPAIN スペインワーホリ日記

歴史あるリセウ大劇場でオペラ鑑賞の夜

06/12/2023

¡Hola!
そろそろフランスの人になりつつあるので、一旦バルセロナのお話を。
歴史あるリセウ大劇場について綴ります✏️
劇場の見学ツアーもあるので、鑑賞時間は取れない…という方にもぜひ足を運んでみて欲しいです!


ガイドツアー
所要時間:45分
料金:9€
参考サイト

バルセロナの目抜き通りに、一際目を引く素敵な劇場がリセウ大劇場。
1847年に完成した歴史ある建物は、外からも中からも、刻んできた時間の重厚さを感じます。


ホリデーシーズンの現在、クリスマスの装飾に彩られ、より一層華やかに。
バルセロナに来てからカジュアルな服装しかしていなかった私も、久々に着飾り、バッチリメイクをして髪を巻き、「ああ、女の子って楽しい」と、忘れていた気持ちを一瞬思い出すことができました(笑)


賑わうサロンは、淡い緑で統一。
欧州建築は、色の使い方が本当に上品でうっとりします。


劇場内は赤と金で統一され、とても高貴で豪華な印象を与えます。
スペインの劇場は初めてでしたが、楕円の角度がきつく、見えない範囲も多いなあと感じました。
前日に突然チケットを取った私の席は酷かったですが、オーケストラピットがよく見えて、別の角度から楽しめました🎵


さて、私が鑑賞した演目はプッチーニの『トゥーランドット』。
オペラ鑑賞自体、1年以上ぶり。ヨーロッパで見るオペラは4年ぶりの私にとって、久しぶりの総合舞台芸術は、聴覚に視覚に、震えること、こたえること。
ちなみに、前回は地元でカヴァレリナ・ルスティカーナを。
ヨーロッパで見るオペラは、ワルシャワのオペラハウスで見た現代的なカルメン以来。

音楽を専門的に勉強してきたわけではないですが、最後に全員で奏でる「誰も寝てはならぬ」には鳥肌が止まらず、オペラって本当に楽しいなと改めて実感。
日本よりも手頃に最高峰の芸術に触れられるこの環境を大切に、有効活用していきたいな、と強く思いました。

そして、隣にいらっしゃったご夫婦がまた良い方で🥹
字幕を映すモニターの設定に手こずっていたら、英語設定にパパッとセットアップしてくださり、その後もずっと気にかけてくれて。
通算2年弱ある海外生活。ありがたいことに、ずっと出逢いに恵まれ続け、誰かが助けてくれる世界に生かされています。
当たり前ではないこの世界、私も誰かにとってそういう存在になりたいと強く思います。


私はもともと、欧州の誇る芸術の美しさに魅せられ、フランス語の勉強を始めたのでした。
初心を思い出し、この環境を最大限活用するべく、スペイン語ももっと頑張ろう。
そう思えた、決意の夜になりました🌕